2023年3月12日に、73期生が学校に集まり、
多目的ラウンジにて同期会を開催しました。
「大学卒業前に桐朋の同窓会ないの?」
ある同期のTwitterでのそんなつぶやきを見たのが始まりでした。
2000年度に生まれた我々73期生は、
コロナの影響で成人式を行うことができず、
高校卒業以来大勢で顔を合わせる機会がありませんでした。
さらに述べると、
4年制の大学を卒業し、次の4月からは働く者も出始める、
そんなタイミングがこの2023年の3月でした。
そのような背景の中で、先のつぶやきのような思いを持った、
同窓会の開催を望む同期は多かったのだと思います。私もその1人でした。
飲食を伴った集まりはまだ推奨されておらず、
そこで在学時の担任だった国語科の三輪先生に相談したところ、
「桐朋でスポーツや談笑を自由に行える場を設ける」という提案をいただきました。
そんなこんなでそこから73期の担任だった先生方のご助力を受けながら準備を進め、
2023年の3月に73期の同窓会を開くことができました。
73期の担任で英語科の田中敦英先生は150人ほどが参加した同窓会の風景を見て
「長めの休み時間だね」とおっしゃっていましたが、
まさしく我々はこの同窓会で「休み時間」を過ごせたように思います。
同窓会という非日常的な集まりではありましたが、
グラウンドを自由に使い身体を動かし、
また飲食の伴わない談笑を交わし、
まるで在学時の昼休みのような「日常」を過ごすことができました。
ほとんどの者が大学3年生や4年生という社会を意識せざるを得ないタイミングを迎えた我々は、
学生と社会人のまさしく間の時間を過ごしており、
それはまるで授業と授業の間の休み時間に似たようなものなのだと思います。
そんな今となっては特別な時間を過ごすことができ、大変ありがたく思っています。
巣立った桐朋に感謝を、73期全員の未来に幸を。
玉田琉一郎(73期評議員)
学年主任・荒井嘉夫先生の挨拶
スポーツ中の風景
締めの挨拶(評議員・玉田琉一郎)